Factory

縫製工場のある茨城県高萩市

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

片道2時間半かけて行った、なぜかカラフルな建物が多い高萩。

震災の影響を受けて、工場の場所を移したとも聞きました。

 

inoriのフィルターを通して少し違った視点で捉える事も出来ました。

仕事を続けていると、「慣れ」から当たり前のように流してしまう部分が出てきます。

見えているのに見えていなかった事。

1つ1つの行程やそこから見える景色を改めて見直し、小さなディティールやデザインの精度に反映させていきたいです。

 

工場の方々の高齢化、コミニケーションの方法等。

良いモノづくりを守って行く為にも、ブランドを運営している自分達がしくみを考え直し、継承していこうと思っています。

 

UNRESS Y2

www.unress.com

現場から見えてくるもの。

こんにちは、inoriです。

朝や晩に、涼しい空気が漂いはじめて

少しずつ秋の気配が

感じられるようになってきましたね。


湿気さえ無くなれば

だいぶ過ごしやすくなりそうですね。

秋が待ち遠しいです。





今週は、いよいよ

縫製工場に取材に行ってきたお話です。

やじさんとともに

工場のある高萩に行ってきました。


昔は大きな縫製工場が

高萩一帯にあったそうなんですが

大きな工場が撤退してしまい、

今はそこに残った職人さん達が作った

小さな工場が点在しているそう。



そのうちのひとつ

スタジオヴィアンカさん。

綿貫さんが出迎えてくださいました。


この前、刺繍を仕上げた

ダウンシャツのパターンや、細かな仕様、

生地などを確認しながら

その場で早速打ち合わせ。


ここはこうした方がいいんじゃないか。

この方が美しく仕上がるんじゃないかなど、

さまざまな提案をしてくださいます。


見たことのない

ホチキスのような形をしたミシンや

無造作に並べられた糸たち。


その中で手早く作業される綿貫さん。


スタジオヴィアンカさんは

先週紹介した

カーキとデニムのジャケットだったり、

ボトムだったり、

UNRESSのなかでも割と

しっかりしたメンズらしいアイテムを

お願いすることが多いそう。



ふと、視線を感じて顔を上げると…

工場の二階へ通じる階段には猫さんが…!

あとからもう一匹スルリと出てきました。


聞いてみたところ

飼っているわけではなく、

そのあたりに住み着くノラ猫なんだそう。


刺繍工場の原織ネームさんにも

シュウちゃんという猫がいましたね。

工場には猫がいるのが

あるあるなのかしら?


でも確かに雑多な場所って

独特の居心地の良さがあるよね。

分かるよ、ノラさん達。





UNRESSからの発注が多くなって

対応しきれなくなってきたときに、

スタジオヴィアンカさんに

紹介してもらったという工場にも

お邪魔してきました。


サン・レディさん。


こちらは名前の通りもともと

レディスの工場だったそうで、

こちらでは主に繊細なアイテムや

コートなど難易度の高いものを

お任せすることが多いそう。


今回は、シャツの縫製を

お願いしていました。


東日本大震災の時に工場も被害を受けて

大きな機械がダメになってしまったりして

コートなどの長いものを縫うのは

とっても大変なんだよ…

といいながらも、

打ち合わせ中も丁寧な作業をされる皆さん。






工場近辺を歩いてみると、

昔の名残りなのか、団地のような

建物がたくさん見受けられました。


ただ、

人が住んでいる気配がなかったり

出歩いている人もあまりいなかったり。


工場の職人さん達も

わりと年配の方が多く、驚きました。



こういうところで

洋服って作られているんだなぁと。



それが、人で溢れる東京で

若い人たちに向けて

売られているんだなぁと。



当たり前のように売られている服達だけれど

職人さん達の高齢化が進んだら

もしかしたら

これまでのようなものづくりは

出来なくなってしまうんじゃないだろうか。

これまでのような値段では

服が売られなくなってしまうんじゃないか。


そんなことも思いました。



もちろん若い人たちが働く工場も

他にあるのかもしれませんが、

大きな縫製工場がある街だった高萩では

工場の規模は小さくなり、

職人さんは高齢化が進んでいるという

現実の一端が見えました。





帰り際、すぐ近くの海辺へ。

自分はデザインはしているけれど、

本当の意味でのものづくりをしているのは

今日お会いした方々だからなぁ…

オレらの立場からも

ものづくりの現場を見直していかないとなぁ


と、やじさんがぽつり。



今、着ている洋服が、

いったいどんなところで

どんな風に、どんなバランスの上で

出来上がったものなのかを

改めて見直さなくてはいけないなぁと

思ったのでした。


だからこそ、

1着1着を、大事に着たいよね。

より服の魅力を伝えていきたいよね。



技術や労働に見合う

きちんとしたお給料が支払われる

仕組みづくりが成されますように。





そんなこんなで

UNRESS 2019AWが出来上がるまでの

主だった取材は一区切りです。


あとは、

工場からあがってくるお洋服を

待つばかりです。



あがってきたら、

こちらのブログや

イメージビジュアルの撮影を通じて

皆さんにより魅力が伝わるよう

頑張りたいです。


ようやくここから

モデルとしてのわたしのお仕事が

始まります。



10月12日、13日に開催予定の

POP-UPに向けての

打ち合わせも始まりました。


当日はそこに

わたしも立たせていただく予定なので

また日程や時間が決まったら

改めてお知らせさせてくださいね。



それではまた来週

お目にかかりましょう。


inoriでした!


Day

 

UNRESS 

No Collar 1st Jacket

Kahki / Indigo

 

 

 

 

 

 

 

2015年から作り続けているノーカラージャケット。今年はデニムの他に新たにカーキ色を作成。ミリタリー色の強い撥水性のあるナイロンです。

独特の光沢感が年代物の生地のような雰囲気を漂わせています。

 

街に溶け込みながらも、ちょっと浮いているような、過去と現代を合わせ持ったアイテムです。

 

服はよくわからずとも、何かが伝わってくるような写真。

製作の現場を一緒に回ってくれているinoriとだから作れるヴィジュアル。

そんな部分も追求して行きたいと思っています。

 

UNRESS Y2

www.unress.com

Summer/Autumn

明日8/31(土)AM10:00〜オンラインショップにて(UNRESS)の新作を発売します。

 


・BLANK 105 Over Sweat T-Shirt (Yellow)

¥8,500+tax


前回とても好評頂いた、BLANK 105 Over T-Shirtをスウェット地で作成。

 

夏の終わり?秋の始まり?

通常であれば8月末〜9月にリリースするものって、アパレル業界のセオリーからすると本格的な秋を意識している物が多いですよね。

BLANKとの企画会議はそういう部分へ疑問を持つ所から始まりました。

 

9月って実際まだ暑いし、本当に着たいものって何だろう?

と考えた時に出てきたのが今回のスウェットTシャツに採用したイエローでした。

 

イエローはセオリー的にいけば夏の色ですが、ダークなトーンが多くなってくる秋冬に取り入れていく事で、コーディネートのアクセントにもなりバリエーションも増えます。


レイヤードする事で色々な見せ方が出来ます。僕らにとっての「シーズンレス」な提案です。


素材もかなり肌なじみの良い裏毛を使用しているので、着心地もとても良いアイテムです。

 


・Denim Rose Jet Cap

¥5,800+tax


こちらも同様にオールシーズンで使えるデニム素材で作成。

デニム地に同色のバラワッペンを配置させる事で、カジュアルかつエレガントなアイテムに仕上げました。


(試作品。右側の色味を採用)

バラの色味はバランスを取るのにかなり神経を使いました。


毎度素晴らしくまとめてくれているBLANKの商品紹介もぜひチェックして下さい。

https://note.mu/ryunosuke_kawai/n/nf863cf76008c

 

よろしくお願い致します。

 

UNRESS Y2

www.unress.com

 

 

実物だからこその感動、言葉だからこその力

こんにちは、inoriです。

お盆もあけて、

暑さが少し落ち着いてきたものの

まだまだ天気の急変も多いため

晴雨兼用の折り畳み傘が手放せない

そんなわたしの毎日です。


今週もよろしくお願いいたします!





さてさて、

先週のやじさんの記事にもありましたが、

この前お伝えしたダウンシャツの刺繍。


この前わたしがブログを書いた時より

さらにもう一段階踏み込んで

より完成度が高く

納得のいく仕上がりになったそう。

ポケットに載る予定の刺繍部分。


このアウトラインを細くしたんだけどね…と

こだわりを語るやじさん。


こうやって斜めから見ると

独特の光沢がある生地なのが

伝わりますか?



この光沢のある生地の色違いをつかった

他のアイテムが出来上がってきたので

今日はそちらのアイテムを

ご紹介したいと思います。


以前から作っている

デニム生地でのジャケットと

2素材で


Mサイズ(左)と、XLサイズ(右)の

2サイズ展開。


サイズが違いで

裏側の使用も少し違います。

XLサイズだけ後ろにステッチが入っていて

二枚はぎになっています。


それから、

ステッチの色が2色使われているのが

アクセントになっています。

金具もシルバーのものと

ブロンズのものとが入り混じっています。


カーキの方は

生地が柔らかくて体に沿うようになっていて

軽いから着ていて楽。

光沢感があるからきちんと感もあって

きれいめな服にも合わせやすそう。


デニムの方は

しっかりした生地は

張り感があって見栄えがします。

着ていく中でデニム生地が

どんどん自分の体に馴染んでいくのを

育てていく楽しみがありそうですね。



どちらの生地も

ワークウェアな仕様が

随所に散りばめられているのに

襟がないだとか全体のバランス感のおかげで

無骨すぎない仕上がりに。


その絶妙なユニセックス感が

UNRESSらしいアイテムです。



ちょっと着させていただいたところ、

Mを選ぶかXLを選ぶかでも

見え方全然変わりますし

カーキか、デニムかでも

随分印象が違います。

それぞれ、

何を合わせようかなーというワクワクが。


敢えて無骨なものと合わせて

しっかりしたコーディネートでもいいし

ガーリィなコーディネートの

外しアイテムとして取り入れてもいい。


ぜひチェックしてみてください。





さてさて。

こんな感じで気になるみどころを

伝えてきましたけど、

本当は伝えたい魅力が

まだまだたくさんあるんです。


ただ、これからPOP-UPストアで

実際にアイテムを見てもらうまでに

まだブログ更新する機会もありますし、

ルックブックも発表されます。


伝えたいことは山ほどあるけど

どこまで伝えていいものか!と

毎度探りながら書いています。



初めて洋服を目の前にしたとき

初めて自分で受け取る情報や感動ほど

新鮮で、強いものはないと思うので

事前の情報が多すぎても

感動が減ってしまうかもしれないし


でも洋服を実際に見に行きたいと思う

きっかけができるように

服に込めた思いやこだわりを伝えたいし…

難しいですねぇ…



これってモデルのお仕事でも

ぶつかる壁でもあるんですけど、

写真にしても、言葉にしても

表現の力って無限なようでいて、

その表現の手段ごとに

出来ること、出来ないこともあって。


いつも、自分に与えられたものだけで

果たしてどこまで表現が出来るだろう。

出しゃばり過ぎても、

足りなさ過ぎてもいけない。

その塩梅を日々探っています。


言葉だから、写真だからこそ

伝えられること、伝わることを

このブログに込められたらと思っています。



POP-UPまで

残りあと1ヶ月と少しですが

今後ともどうぞよろしくお願いします。


それではまた来週よろしくお願いします!

今週月曜日も、inoriがお送りしました。


Never Give Up Imagination

夏。お盆休みも終わり適度に焼けた肌から楽しかった記憶を思い出しつつ、

それはいつの事だったかと思うくらい製作に没頭しています。

 

前回のinoriのブログに続き、作り手目線から刺繍の話を掘って行こうと思います。

 

UNRESSの今回のコレクションでのメインピースとなるバラ刺繍ダウンシャツに刺す刺繍についてです。

デザイン画の通り企画段階では刺繍の部分はあいまいな状態で、生地やデザインのバランス、刺繍で出来る事を活かすべく職人さんと話し合いながら決めていく予定で、その中で「繊細さを持ちながら、子供が描いたようなラフさを持ったデザイン」というイメージのバランスを突いて行ければと思っていました。

 

本来ならばこの段階で色塗りまで終わっている絵があるのが理想的で効率的ですが、まだまだ自分の未熟な部分でもあり、画力やイメージをもっともっと高めていかなくてはいけません(笑)


今でも企画の中で1度決まった事を覆す事もよくあります。関わって頂いている方々には本当に申し訳ないのですが、良い物をつくりたいという気持ちの表れですのでどうか温かい目で見守って下さい(笑)


 刺繍のイメージソースとなる浮世絵を研究しつつ、生地を決め、刺繍のラフ画を作って行きます。

 

ラフ画がこちら↓

鉛筆のアウトラインのみで自分自身もどんな配色が良いか明確なイメージはありません。


生地の色と刺繍糸のバランスを見ながらあれこれ悩みますが結局、素直にわかりません!ってことで最初は様々な色で刺してみて良い部分を抜粋して行くことにしました。

 

最初にできた刺繍がこちら↓

うーん。。よくわからないですね。

こちらが大きな愛を注いでいるのに相手が全く応えてくれない、みたいな感覚で絶望的な気持ちになりました。

けど、あきらめるのはまだまだ。よくわからないようにしている原因を理論と感覚を織り交ぜながら検証します。


悩む悩む悩む。。

 

で、もう一回↓

生地に馴染むように全体的なトーンを落とし、花びらを目立たせるためにアウトラインを。蝶はごちゃごちゃしていたのでべた塗りに変更。

何となく良くなってはきたけど、まだまだおもちゃっぽい感じが残る印象。もう少し繊細さが欲しいと感じる所。

どうすれば良いか職人さんにもアドバイスを貰いながら次へ。

 

3回目↓

良い!

アウトラインを細く、さらには花びらを2色の糸で刺し、若干の陰影を付けました。

些細な変更だけど、生地とも良いバランスになり、服にしたときのイメージも出来ました。

描いていた「繊細さを持ちながら、子供が描いたようなラフさを持ったデザイン」が形になりました。


おなじ要領で反対の身頃部分の刺繍も上がりました。


使用した糸3色。

ほとんど同じ色味に見える糸ですが、刺繍にするとかなり色差が出ます。このバランスを詰めるのが毎度かなり神経を使います。


実はこのデザインディティールの中にはinoriから教わった浮世絵の精神が隠されており、そこもよいバランスで付けたと思います。

具体的な内容は浮世絵の文化などを織り交ぜながら、本人から説明してもらう予定なのでご期待下さい。

 

ここまで約2週間くらいかかり、悶々としながら過ごしてましたが納得のいく物が出来て一安心です。

これを縫製工場に持ちこみ、実際に服にして頂きます。上がりをお楽しみに!

 

自分がイメージしてたものと違うものが上がってきて悔しい思いをする事も多いですが、結果どうあれ、まず何かを形にしていくという事はとても豊かな事が出来ているなあと実感します。


生産性も低く、現代的なスタイルではないかもしれないけど、もっともっとイメージを高め、より良い物を追求して行きたいと思っています。


Thank you proud craftman!

 

UNRESS Y2

www.unress.com

サトウキビは先端から。

こんにちは、inoriです。

台風に翻弄されたお盆となりましたが、

皆さまいかがお過ごしでしたか?


旅行にいったり、家族や親戚に会って

リフレッシュ出来ましたか?

はたまた連休の間中

いつにもまして忙しく働かれた方も

いたのではないでしょうか?


AWのお洋服づくりも

ノンストップで進んでおります!

それでは早速、

今週もレポートさせていただきます!





以前、訪れた刺繍工場の

原織ネームさんに

再びお邪魔してきました!


前回はワッペン刺繍のオーダーでしたが

今回はメインピースになる予定の

このダウンシャツの胸元に入れる

刺繍のオーダーにやってきました。



原さんのTシャツが可愛くって

気になって聞いてみたら

この前お出迎えしてくれていた

看板猫のシュウちゃんを

知り合いのイラストレーターさんが

描いてくれたのだそう。

お腹の縞模様に

「SHU」という文字が隠れているので

Tシャツよく見てみてください。

可愛いなー、いいな、欲しいなー…笑





さて、集中!


実寸のシャツのパターン(型紙)に

刺繍デザインを載せて

サイズ感を説明して…


実際に使う生地に合わせて

糸選びをしていきます。


候補の色がこう、ドサっと。

白が基調だったり、グレートーンだったり

少しずつ色味があるものだったり。


生地に合わせて

あーでもないこーでもないと

並び替えたり入れ替えたりを繰り返して


その辺かなぁと

選び出した五色がこちら。


そこから再び原さんに来ていただいて

刺繍の柄のどの部分にどの色を使うか、

どんな刺し方をしていくかを

相談していきます。


やじさんも

ここまで色数が多い指定は初めてらしく

想像が付きにくいため

まずは見てみないことには判断がつかないね

と、その日は試しにやってもらう、

という形でオーダーして終わりました。



その後はやはり以前オーダーした

刺繍ワッペンも上がってきたものを見て

若干の修正が必要ということで

この日、糸の色選びをし直していました。





数日後あがってきた刺繍がこちら。

んー?

なんだか白が強すぎる?という感想。


原さんもそう思ったのか、

オーダーと違う色の糸も交えて

薔薇の花弁の刺し方を少し変えて

すみっこに刺しておいてくれたのがこちら。

こちらのほうがより自然に

奥行きとか立体感が出て見えました。



それにしても先ほどのものは白が強い。

ということで

暗めに刺し直してもらったのがこちら。

今度は黒の輪郭線が強すぎる…

ただ、

模様だけを刺すようにした蝶や

葉脈の部分を刺さないようにした葉などは

適度に抜け感があって

薔薇が際立って良いね。ということに


あとはこれらを見比べながら

ここは良い、これはやめたほうがいいと

何度も選別を繰り返して、

本番の刺繍では

どこにどの色を使い、どう刺していくのか、

吟味しながらオーダーするそう。


その後、

納得のいく刺繍が入った生地を持って

縫製工場にゆくことになります。

そこでようやく服が形になるのですね…!

ワクワクします。





そして、同時並行で

パッチワークカットソーの製作も

すすんでおります。


こちらが以前作ったもの。


この時よりも

色の指定を秋冬感のある

イエローとブラウンベースで


以前は古着のパッチワークで

アイテムを作っていたこともあるUNRESS。


今回は肌馴染みの良い

柔らかなカットソー生地で

秋口の入り口には一枚で、

冬には内側に着て

コーディネートのアクセントに効かせられる

そんなカットソーです。


生地の裁断はやじさんが

手作業でひとつひとつ行うそう。

そのため他のアイテムほどは

たくさん作れないため、

欲しい方はお早めに!要チェックです!





さてさて、これまでは

イメージでしかなかったアイテム達が

次々に形を成して

目の前にあらわれてくる時期に差し掛かり

やじさんのAWのものづくりも

佳境を迎えてまいりました。



ちなみにみなさん

「佳境」の意味ってなんだか知ってますか?

見逃せない重要な場面、だとか、

ピーク、最盛期という意味の他に

景色の良い場所、という意味もあるそう。


そして「佳境」という言葉の由来。

一説では、サトウキビだと言われています。

サトウキビを先端から

少しずつ食べ進めていくと、

徐々に根元に行くにつれ甘くなっていく、

その様子を「佳境に入る」と言うそうです。



伝えたいことがありすぎて

どんどん長くなってきてしまっている

このブログですが、

今までのようなイメージ、概念の説明から

今後は実際に出来上がったアイテムの紹介が

どんどん増えて行くかと思うと

どきどき、ワクワクいたします!


これからきっと、

甘くて美味しい、見逃せないポイントが

たくさん出てくると思いますので

お楽しみに!


みなさんにもその「佳境」が伝わるよう

頑張って更新していきますので

よろしくお願いします。



それではまた来週お目にかかりましょう!

inoriでした!

Skirt &

(UNRESS)の代表的なアイテムである、RINNEスカート。

 

 

 

最近では男性からも良い反応を頂けて嬉しい限りです。

 

(RINNE SK)

 

前ファスナー、4ポケットと男性にも使いやすい設計で自分達もヘビロテしています。

またブランドの哲学や姿勢を表現する上で核となるアイテムです。

 

パンツを始め、ボトムのパターンはこれまで数えきれないくらい引いてきたので、

その経験を活かし、2サイズ展開で出来るだけ多くの方が着れるように作りました。

本来なら1サイズで作ればよりユニセックスを表現出来たけど、ウェストにゴムの入るイージ使用ではないので、さすがに1サイズ展開は限界があり2サイズ展開にしています。

 

コンセプトを重視するあまり服としての機能、人間の体を無視してしまう様な事はすべきではないし、

同様にデザインの面でも、単純にかっこいいと思う方向にジャッジしていきたいと思っています。


========================

 

RINNEスカートが良い反応を頂けているので、新たな形のデザインを進めています。


スカートはさすがに抵抗あるという男性、パンツスタイルが好きな女性etc

そんな方々にも対応出来る様な、RINNNEスカートの流れを汲んだパンツを作ろうと思っています。

 

6〜70年代のヒッピー達が履いていたベルボトム、フレアパンツ。

 

 

花のグラフィックを研究していく中で、浮世絵とは別にフラワームーブメントの世界にも触れています。

 

 

ヒッピー達の精神の根底には「自由」を求める動きがあります。

そんな部分ともリンクさせながらカルチャーやシルエットを取り入れつつ、UNRESS流に落とし込めたらとても面白い物が出来上がると感じています。

 

「予感」的な話で申し訳ないですが、服が出来上がるまでのきっかけを感じて頂けたら幸いです。

(実際このアイディアが生まれる時が一番そわそわします)


 

UNRESS Y2

www.unress.com

 

Cap Restock!

 

完売後も多くリクエストを頂いていたIV Cap(BK&BK)、撥水IV Cap & Rose CapをOnlie Shopにて再販致します!

 

8/17(土)10:00〜販売開始です!少量の入荷になります、この機会に是非よろしくお願い致します。

https://unress.theshop.jp 

 

IV Cap (Water Repellment )

 

Rose Cap(Water Repellment)

 

IV Cap (BK×BK)

 

 

尚、こちらも多く再入荷リクエストを頂いていたBLANK105 OVER T-Shirt & Rose No-Sleeveは生産の都合上、今回は見送らせて頂く事に致しました。楽しみにして頂いた方には申し訳ございません。何卒よろしくお願い致します。

 

UNRESS Y2

www.unress.com

わたしが流行りでもの選びをしない理由

こんにちは、inoriです。

立秋を迎え、暦の上では秋になり、

お盆に入りましたけれど、

まだまだ容赦なく暑いですね。


昔から、

暑さ寒さも彼岸まで、と言いますように

秋分を迎えるまで

まだもうしばらく辛抱が必要ですね。





さて、今回はお盆の時期という事で

やじさんと同じく

取材内容を書くのは少しおやすみして、

ちょっと別のお話をしてみようと思います。





友人に

こんな質問をされて困ったことがあります。


「ねぇねぇ、今のトレンドって何?」

「今、何が流行ってるの?」

「今年は、何買ったらいいの?」


モデルなんだから知ってるでしょ?

と言わんばかりの。


情けないことに、わたしは

全くと言っていいほど、

トレンドや、流行りがわかりません。


何故なら

トレンドや流行りで

服やメイクを選ばないからです。



いつからそうなったかとか

なんでそうなったかとか振り返ってみると

モデルを始めてからが

特に顕著かもしれません。


一見、世間のイメージとは

逆行しているように見えますが

わたしの中では

一本、筋の通った理由があるのです。





わたしがお仕事を始めさせていただいた頃

いきなりファッションショーや

雑誌にばかり出られていたわけでなくて、

お洋服を作るときの仮縫いの段階で

トワルと呼ばれる洋服の下地となるものの

モデルをやらせていただく機会も多く、

さまざまなブランドのものづくりの

根幹に携わらせていただく機会に

恵まれていました。


(トワルというのは、

こういった仮縫い段階のもののこと)


ちょうど今、UNRESSの洋服作りを

アトリエで取材させていただいているのと

同じような状況に

触れる機会が多かったんです。



そうなると、

なんてものづくりって大変なのかと。

全体のバランス、各所の丈や細さ、

生地の色やパーツの素材選び、

細かな仕様をひとつひとつ選び…

ものづくりはひたすら選択の連続です。


膨大な手間と時間をかけている様子を見て、

デザインをかたちにするのが

こんなにも大変なことなのだと驚きました。



また、そういったものづくりをするブランドの大半は

トレンドや流行りでは

服作りをしていないのです。


そうやって作ったものが

トレンドに「なった」り、「流行った」り

ということはあります。



それに対して

トレンドや流行りを追いかけて

ものづくりをする会社も中にはあって、

そういう人たちに

服の一部を真似をされたり、

ひどい場合だとパクられたりして、

急速に広がることもあります。



もちろん、

今流行りのものをたくさん量産することで

安く、手軽に取り入れられるというのも

魅力のひとつですし、

誰もかれもが洋服に対する興味が

深いわけではないので、

なんとなく好きなものを

なんとなく手に取る人も多いのも知っていますし

どうせ買うなら

流行っているものを着たいとか、

トレンドを取り入れれば

安心したりできるのも分かります。



ただ、わたしは

流行りだからとものを買い、

流行りじゃなくなったからものを捨てる。

というものの選び方は嫌なんです。





丁寧に作る側の思いを

膨大な手間暇を知っているからこそ、

わたしはそこに魅力を感じて

そこのお洋服が欲しくなります。


服に込められた思いやこだわりが多いほど

やはり値段があがることもありますし、


わたしのもつお金やスペースにも

もちろん限りがありますから、

服を買うときは慎重になります。


ただ、一度納得のいく好きなものが買えたら

何年でも大事に着ます。


そうやって丁寧に作られたお洋服は

たった一年やそこらで

痛んでしまうことはありませんし、

何年経っても変わらず魅力的で、

普遍的な魅力があるのです。





モデルをやらせていただいているなかで

わたしが恵まれているなと感じるのは


普段生活しているだけでは気づけない

丁寧なものづくりの根幹に

携わらせていただく機会が多いということ。


流行りでものづくりをするのではなく

自分達だからこそできるものづくりを

何年にもわたって追求していくブランドに

たくさん出会えたこと。



そういった方々の

厳しい目で選択の連続を経て出来たお洋服。

それを買わせていただくとき、

どれを買うか

わたしも思わず選択に慎重になります。


そうやって手に入れたものが

長く大切にされていったらいいなと

わたしは思います。



そのためにも、モデルとして

その服のもつ魅力やストーリーを

最大限表現できるように

写真に込められるように、

日々お仕事に丁寧に向き合いたいと

思っております。



わたしが流行りで服を選ばない理由、

伝わりましたでしょうか?





UNRESSもそういったものづくりを

丁寧に積み上げてゆく

素敵なブランドのひとつです。


流行りでものを作らないということは

自分の中の思いや

魅力を感じる、ものさしとの葛藤を

ひたすら繰り返すというのとでもあります。


それを何年も続けるというのは

とてもとても大変なことだと思います。


だからこそそうやって作られた服を

手に入れたとき、身に纏ったときの

満足感、幸福感は

たった一年やそこらで終わることなく

長く買った人を満たしてくれると思います。



ぜひ一度、

ものすごくこだわって作られたものの中から

ものすごくこだわったもの選びを

してみてほしいと思います。


それが服でないこともきっとあるでしょう。


でも、もの選びの基準が

流行り、トレンドなど自分の外にある場合と

自分の中にある場合とでは

その後の感動や満足度が

全く違うものだということを

ぜひ感じてみていただきたいです。





閑話休題、ということで

書き始めたものの

思った以上に長くなってしまいました。


来週からはまた

UNRESSのものづくりの魅力を

じっくりお伝えできるよう

また取材をつづけていこうと思いますので

引き続きお付き合いいただければ幸いです。



みなさま、

お盆休みゆっくりお過ごしくださいね。


inoriでした。